記念すべきソロデビューシングル。
ソロデビューシングルのために僕は約7ヶ月間で17の曲を書いた。
その17番目に出来たのがこの曲だ。
この曲が出来た時でさえ、僕はまだ「僕のソロ活動は作品作りが中心。ライブはやらない」と考えていた。
弾き語りなどという貧乏くさいスタイルとは無縁だと思っていたし、ましてや路上や飲み屋で歌うことなど1ミリも考えていなかった。
この歌ができたのが1998年12月。その数日後にレコーディングが行われ、そしてわずかその約90日後に僕は路上で弾き語りを開始することになる。
その90日間に何があったのかは機会があれば話すとして、とにかく僕は路上に立つことを選んだ。
しかしその時も、JIGGER'S SONでデビューしてから6年間で行ったライブの本数をたった1年で上回ることになろうとは1ミクロンも思っていなかった。
弾き語りの経験が全くなかった僕が、わずか数ヶ月で「ストリートでの弾き語りと言えばこの人」と言われるようになってしまった。
タモリさんにも会えたしな。
先のことは本当にわからないものだ。