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vol.31「ジャケットもすごいです」
5時半起き!
今日は朝からニューアルバム用のジャケット撮影なのである。
デザイナー駿東氏らと合流し、今回のカメラマンであるBruce Osborn氏の自宅へと向かう。
Bruceの自宅は葉山にあって、海が荒れた日は波しぶきが飛んでくるほど、ほんとに目の前が海である。
今日の撮影はここを拠点に行われるのだ。
ニューアルバムのビジュアルについて考えている時に駿東さんは「次は海です」と言った。僕は駿東さんの感覚を100%信頼している。いつも「ひょっとしたら僕のことを僕以上に知っているのではないか?」と思ってしまうほど、自分でも気付いていなかった引き出しをググーッとあけてくれるのだ。その駿東さんが「海」と言った。しかも海と聞いた僕は「ああ、まさにそれ!」と、自分でも驚くほど納得してしまった。僕の中にあった薄ぼんやりとした感覚が「海」という言葉で一気に色彩を帯びた、という感じ。うん、海。これで行きましょう!
どんな撮影が行われたのか?
ひと言だけ言うなら「ああ、撮影が今日で良かった」
まさかあんなことになるなんてなー…。
この日、何が起こったのか?詳しくはアルバムジャケットで。
※ 参考資料…本日の神奈川県は最高気温が25℃近くまであがりました。
Bruceはデジタルカメラを使用するため、すぐに写真を見ることができる。
夜、その日撮った作品をざーっと見て、まずはジャケット候補を選ぶことにした。
写真を見て、僕は興奮する自分を押さえられなかった。
ある1枚の写真に、現在の僕とこの作品の全てが象徴されていたのだ。
自分の写真見てこんなに感激したのなんて初めてだ!
駿東さん、Bruceとも意見が一致。この写真をジャケットにすることにした。ポスターも作りたいなー。
この作品は、ジャケット全体を見ても過去に例のない形体をとる。印刷所、アーティスト、デザイナーが共同で作り上げた、まだ誰も見たことのない特製ジャケットだ。
それに加えて今回は、スペシャルな企画を用意した。これはほんとに画期的、かつ、きっと嬉しい。(今日はこの企画のためのスタッフも同行してくれた)
バーチャル世界を蔓延させた張本人「パソコン」が、リアルなモノ作りの手助けをする。
ひと言で言えばそんな企画。詳しくはアルバムに封入されるチラシで。
CDの違法コピーが横行し、「10年後にはCDはなくなる」と断言する人も多い。
それが本当だとするならば、僕がやっていることは時代に逆行することなのだろうか?
例えそうだとしても、僕は「実際に手に持った時の喜び」を大切にしたい。
これからもいろいろ考えます。ぜひ実際に手にとって楽しんであげて下さい。
持っていてうれしいジャケットを作る。所有欲を満たすジャケットを作る。
その気持ちを一層強くした1日でありました。
夜、スタジオに戻ってレコーディング作業続行。
今日の撮影でアルバムタイトル、浮かびました。(まだ決めてなかった…)
(日々の営み2005年4月6日分より)
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