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Vol.02 「Q or O」

あなたは「オバケのQ太郎」という漫画をご存じか?

さあ、突然ですがここでお送り致しましょう。
「知ってるようで意外に知らなかったオバQ講座」!


1,連載開始は1964年(昭和39年)、週刊少年サンデーにて。

2,筆者はドラえもんで有名な藤子不二雄(藤本弘と安孫子素雄のコンビ名)、と思われているが、連載開始時においては「藤子不二雄とスタジオゼロ」名義となっていた。このスタジオゼロというのは藤本氏、安孫子氏の他に鈴木伸一、石森章太郎(代表作「仮面ライダー」「サイボーグ009」「HOTEL」等)、つのだじろう氏(代表作「うしろの百太郎」「恐怖新聞」等。つのだ☆ひろさんの兄ちゃんですな)の5人で設立した有限会社で、それらのメンバーらも執筆に関わっていた。
例えば「よっちゃん」「ゴジラ」などの脇役キャラは石森氏が、背景は北見けんいち氏(代表作「釣りバカ日誌」等)が担当する、といった具合に。

3,1965年(昭和40年)テレビアニメ化。軒並み視聴率30%を超える国民的人気番組に。

4,1987年(昭和62年)、藤子不二雄のコンビ解消により、他の藤子不二雄作品は「藤子F不二雄」「藤子A不二雄」と明確な作者表記がされたのだが、「オバQ」だけは「藤子不二雄」名義のまま。

5,1989年、「黒人差別をなくす会」という団体が「国際オバケ連合の巻」の中に黒人差別を思わせる部分があると抗議。それを出版者側があっさりと認めてしまったため、それ以降、現在まで本屋で見かける事が少なくなり、古本屋では「国際オバケ連合の巻」が収録された単行本が高額で売買されている。


ね?意外に知らない事多かったでしょ?って、俺もさっき調べたんだけど。
ネットってほんとに便利だなあ。


で、次に登場キャラの紹介。
まずは主人公Q太郎、そして弟のO次郎(オー次郎と読みます)、他にはアメリカオバケのドロンパ、女オバケのP子とU子。オバケ以外ではQ太郎の居候先の子ども正太、ラーメンばっかし食べてる小池さんっつうのもいたね。(「ラーメン大好き小池さーん」なんてシャ乱Qが歌ってたっけなあ…)

個人的に興味深いのが兄弟であるQ太郎とオー次郎の会話だ。
オー次郎という小さなオバケは「バケラッタ」としか言わない。(たまに「ダメラッタ」とか言う時もあり)
怒った時には「バケラッタ!バケラッターーッッ!!!」と暴れ、嬉しい時には飛び跳ねながら「バケラッタ!バケラッタ!」とはしゃぐ。何か言いたい事がある時も全てバケラッタ。「はい」もバケラッタ。「いいえ」もバケラッタ。「おやすみ」もバケラッタ。寝言もバケラッタ。朝、目が覚めて第一声がバケラッタ(目をこすりながら)。
…ああ。…それぞれ微妙にニュアンスが違うのだけれどもこうやって文字にするとほんとに全部おんなじバケラッタだよ…。

私:「このオー次郎め!何でバケラッタしか言わねーんだよっ!」

オー次郎:「バケラッター。」(すまし顔で)


という具合に全ての会話が「バケラッタ」のみのオー次郎なのだが、兄のQ太郎にはオー次郎の言っている事が完全にわかるのである。

オー次郎:「バケラッタ。バケバケラッタ、バケラッター。」

Q太郎:「正ちゃん!オー次郎が『昨日食べた鶏肉って、あの幻の鶏肉と言われる秋田県でしか飼育されていない比内鶏だとマスターは言っていた。でも本当かどうかは怪しいもんだ。だって本当の比内鶏を飼育しているのは秋田県でも十数軒のみらしいからね。大体、食材の産地の偽装が取り上げられて著しいこのご時世じゃ、それが本物の比内鶏かどうかなんて、わかりゃしないよ。結局ね、その店を信じられるかどうかってことなんだよね。ところで、昨日買ってきた白くまバーってまだ残ってる?』って言ってるよ!」

とまあこんな感じで。
ね?すごいでしょ、Q太郎もオー次郎も。



以上、非常に長かった前置き終わり。こっからがいよいよ今回の本題です。
今回は、人間関係に悩むあなたにひとすじの光を当てちゃうような素晴らしい名言、吐いちゃうぞー。

それではいきます!


「全ての人間はQ太郎かオー次郎に分けられる」(坂本サトル名言集より)


あなたの周りにはいないか。「バケラッタ!」的な途中説明の全くない話をすることが多い人が。
あなたの周りにはいないか。その途中説明の全くない話が、なぜか理解できる人が。

ある日、ふとそう思って周りを見回してみるとこれがもう当てはまること当てはまること。
しかも、見事なまでにオー次郎的人間のそばにはQ太郎的人間が、あたかも通訳のようにセットでいるのだ。ほら、ちょっと自分の身近な人に当てはめてみ。あいつはQだな、あの子はオーだな…と。
はまるでしょ!そうでしょ!!ワンセットでしょ!!!

そしてもっと掘り下げると次の事がわかる。

「人は相手によってQ太郎になったりオー次郎になったりもする」

自分よりも「オー度」の高い人間に出くわした場合、普段はオーだった人がQに変化することがある。それもほぼ無意識のうちに。この場合、普段はオーだが、潜在的にQの資質も持っていた、ということになるだろう。逆に普段はQだが、よりQ度の高い人間と一緒にいる時にはオーに変化するというパターンもある。

ということは人間は細かく4つの種類に分けられるということだ。

1「完全なるオー次郎」
2「普段はオー次郎だがQ太郎の資質あり」
3「普段はQ太郎だがオー次郎の資質あり」
4「完全なるQ太郎」

ちなみに私、坂本サトルは3です。

そして次の2つの事が言える。

・「完全なるオー次郎同志では会話にならない」
※まれに非常に相性の良いオー次郎同志の場合、他の人には全く理解できない会話をすることが可能。

・「完全なるQ太郎同志では、お互いに気を使いすぎて疲れてしまう」


よって結論。

「Qとオーの役割をはっきりさせるのが良い人間関係を持続させるコツ」

そしてもうひとつ。

「Qとオーならうまくいく」


さてと、学会にでも発表するかな。(何学会だよー)



子ども向けの何かが大ヒットする時に、そこには密かに大人へのメッセージが隠されている。それが作者の意図するものではなかったとしても。
オバケのQ太郎が国民的人気漫画となったのは、意外にそういった理由からだったのかもね。

さて、あなたはQ?それともオー?



本物を掲載するのは著作権等で問題あり、のため、自分で描いてみました。(制作時間40秒)



Q太郎 オー次郎



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